運用状況 2020年6月
前回記事よりやや期間が空いた気がしますが、まだ更新意欲はあります。
今回は、初めて現在の株式運用状況(おもに米国株)を公表して、今後それがどう推移していくかの記録をつけていきたいと思います。
自分のポートフォリオをぜひ参考にしてくださいと言うのはとても烏滸がましいので、何か参考にしたいものが欲しい場合はバフェット太郎氏などの有名米国株投資家のブログを読んでみると良いと思います。
2020年6月23日現在、銀行預金からSBI証券に500万円移してあります。
そのうち約55%日本株、約45%米国株といった感じの配分です。
株を始めてすぐの2020年1月時点ではまだ日本株にしか手を出していなかったのですが、3月ごろから米国株を買い始めました。
近いうちに日本株を少しずつ売っていきもうちょっと米国株にシフトしていこうと思っています。(最終的には日本株25% 米国株75%ぐらいにする予定で、国債は買う予定なし。)
現在保持している日本株も少し紹介しておくと、NISA枠で上場米国(1547)や楽天(4755)、特定枠で良品計画(7453)、森永製菓(2201)、リテールファンド(8953)などを買っています。
上場米国は除いて、主にコロナショック後に値上がりするものと踏んで買ったのですが、予想より含み益は少ないです。6/23現在で+18万円ほど。もうちょっと上がることを期待しています。
そして本題の米国株ですが、つい先日銘柄を一つ追加で購入し、合計6銘柄になりました。まだ少ないですが円グラフを公開しても恥ずかしくないぐらいにはなりました。
合計の評価額は、約21,100USD 日本円換算で約226万円です。(1USD=107.19JPY)
米国株は銘柄をアルファベット2~4字で略して表すのが特徴ですね。この表し方をティッカーと言います。
銘柄を選ぶ際の基準は、
・25年以上増配をしている企業であること(ドットコムバブル崩壊やリーマンショックでも減配していない)
・銘柄の業種があまり被らないようにすること(コカコーラ株を持っているのにペプシコ株も買おうとすることはしない)
という条件にしております。まぁぶっちゃけ先駆者のパクリです。
ただし例外として、リスクを分散させるためにS&P500に連動した上場投資信託(ETF)も購入しています。私はVOOを買っています。(おそらくS&P500連動ETFの中では最も無難なうちの一つ。)
ちなみにS&P500とはアメリカの代表的な企業を500集めてきて作られた経済指標のことです。日本における日経平均株価とかTOPIXみたいなもんですね。
以下、それぞれの銘柄を簡単に紹介します。
■IBM
正式名称はInternatinal Business Machines
民間法人や公的機関に対してコンピューター関連の製品やサービスを提供する企業です。日本でいうところの富士通みたいな会社でしょうか。
情報技術(ハイテク)セクター
購入時の価格から計算した配当利回りは5.45%
2020年の1株あたりの配当金は6.52ドル
25株持っているので、1年間で163ドルの配当金がもらえます。
■MO
企業名はアルトリア・グループ
Fateで有名なアーサー王『アルトリア・ペンドラゴン』と関係があるかと思ったが、ネットで調べた限りでは関連性はなさそうである。
世界最大のタバコ製造企業。食品分野にも進出している。
日本企業でいうとJTでしょうか。(タバコという時点でJTぐらいしかない。)
生活必需品セクター
購入時の価格から計算した配当利回りは8.49%
2020年の1株あたりの配当金は3.36ドル
80株持っているので、1年間に268.8ドルもらえます。
■T
企業名はAT&T
アメリカ最大の情報通信会社。日本でいうとdocomoとかSoftbankの立ち位置。
スマートフォンの通信を海外でも4G回線が使えるように設定してアメリカに旅行したとき、ここの回線が使われていました。
コミュニケーションサービス(通信)セクター
購入時の価格から計算した配当利回りは6.72%
2020年の1株あたりの配当金は2.08ドル
100株持っているので1年間に208ドルもらえます。
■WBA
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス
アメリカの代表的な薬局チェーンですね。日本のマツモトキヨシ的なところ。
業績は良いのに株価がそれほど高くない。今回紹介する銘柄の中では一番割安だと思っています。
購入時の価格から計算した配当利回りは4.07%
2020年の1株あたりの配当金は1.83ドル
70株持っているので1年間に128.1ドルもらえます。
■WEYS
ウェイコ・グループ
アメリカでは有名な靴メーカー。日本で言うとアシックスやミズノに当たります。
ここも結構割安だと思って買いました。
購入時の価格から計算した配当利回りは4.57%
2020年の1株あたりの配当金は0.96ドル
140株持っているので1年間に134.4ドルもらえます。
■VOO
先ほどまで紹介してきた個別銘柄とは違って、S&P500に連動する上場投資信託(ETF)の一つ。
個別銘柄はその企業の業績が落ち込んだときに株価暴落、配当も大きく減額されるというリスクを一応孕んでいますが、S&P500連動ETFが暴落するときはアメリカ経済全体の暴落を意味します。
とある一社の株価が暴落するリスクより企業全体の株価暴落リスクのほうが低いという根拠に基づいて、リスク分散を意識して買っています。
VOOは特定枠で15株、NISA枠で5株持っています。(なので円グラフでは少し色を変えて表示しています。)
配当金はS&P500の推移によって容易に増配したり減配したりするので、年間いくらもらえるかは少し不安定です。
直近の配当金から推定すると、2020年は1株あたり5.3ドル
20株持っているので、1年間で106ドルもらえます。
配当利回りは2%程度です。
以上、各銘柄の紹介でした。
それぞれからもらえる配当金を合計すると2020年に1,008ドル、日本円で約108,000円の配当金が入ります。
しかし配当金は立派な収入・利益なので、税金がかかります。
まずは米国の現地配当課税として10%引かれ、さらにそこから日本の所得税・住民税あわせて20.315%が引かれるため、手元に残るのは利益全体の71.7%(0.9×0.79615)です。
1,008ドル(108,000) × 0.717 = 722.9ドル(約77,500円) が手元に入ってきます。
(ただし現地配当課税は確定申告をすると外国税額控除が受けられるので、引かれた10%のうち一部が還付金として戻ってきます。つまり手元に残るのは71.7%以上ということになりますが、これまで紹介すると本題からずれるし額も大きく変わらないので割愛しています。)
自分がこれまで稼いできた給料を226万円預けて、たったそれだけしかもらえないのか...と思いますよね? 私もそう思います。
しかしこれはあくまで2020年1年間の配当額で、減配リスクの低い企業に投資しているので多少の不況があったとしても少しずつ配当金額は上昇していくことでしょう。
得た配当金をまた投資に回すことで複利の力が働いて、配当金を引き落とす(=単利)よりも圧倒的に早く資産を増やせます。
仮に現在保有している株をそのままずっと保持し、追加購入はしないとしましょう。
上記の配当利回りを平均化すると3.73%(税引き後)で、これもずっと不変とした場合、
配当金を引き落として再投資しなければ、資産額2倍になるまで26.8年かかりますが、
配当金をそのまま再投資すると、資産額2倍になるまで18.5年かかる計算になります。
もちろんこれから株の追加購入はしようと思っていますし、配当利回りもこれから上昇していくことが見込まれるので、実際はもっと早く資産額が2倍になると思われます。
そしてこの配当金は今までもらってきた給与とは違い、れっきとした不労所得です。
お金がお金を生んでくれるマネーマシンの産物というわけです。
今の調子で投資を続けていけば20年後~30年後にはこのマネーマシンも巨大化して、年間120万円(月々10万円)の配当が得られるようになる見込みです。
これぐらいの額になればもうマネーマシンを大きくする必要もないので配当の再投資はやめて生活費に回しても良いと思います。
月々10万円というのは住む地域を選べば仕事せずとも生活できる額です。65歳以上ならこれとは別に年金がもらえます。
実際は家族がいたりして月10万円ではさすがに賄えないと思うので、仕事をやめる予定はないです。しかし不労所得があるおかげで、40歳代や50歳代でフルタイムで働かずとも十分な収入になると思います。(私の一番の狙いはそこです。)
ちなみに年間120万円(月々10万円)の配当を得るためには保有株の資産額が4000万円ほどになります。(税引き後利回り3%として計算)
仕事を続けている前提ですが、もし車や家など高価な買い物が必要になったときにはこの保有株を売って現金化するのも一手です。
このようにいざとなったら現金として引き出せるので、ただ銀行に預けているよりよっぽど有益な資産管理方法だと思います。
以上、現在の保有株と今後の投資指針でした。
日本株は不況に陥るとすぐに減配するので上記の資産が○年で倍になるという計算はするだけ無駄ですが、米国株はよっぽどのことがない限り減配しないという信頼感がありますからどれくらいのペースで資産が増えるのか計算がしやすいです。
それではまた後日